アフリカ大陸で最も人口が多い国であるナイジェリアは、その広大な土地故に、さまざまな気候帯を持っています。北から南にかけてサハラ砂漠、サヘル、熱帯雨林、および海岸地域の各エリアに対応した気候が広がっており、それぞれに特有の特徴が見られるのです。

 

 

乾燥した砂漠気候：北部

ナイジェリアの北部は乾燥した砂漠気候が支配的で、ここでは極度の乾燥と昼夜の大きな温度変化が特徴となっています。雨季は短く、気温は夏にはしばしば摂氏40度を超えます。

 

ステップ気候：中部

北部の砂漠から南へ進むと、ステップ気候の地域に出ます。ここでは乾季と雨季がはっきりしており、雨季には豊富な雨が降ります。しかし、乾季は非常に乾燥しています。

 

湿潤な熱帯雨林気候：南部

さらに南へと進むと、熱帯雨林気候の地域が広がります。ここでは年間を通じて高温多湿で、豊富な降雨が見られます。