エリトリアの歴史概説

エリトリアの歴史は、古代のアクスム王国時代まで遡ることができますが、近代エリトリアは19世紀末にイタリアが植民地化したことで始まりました。イタリアの影響は現在でも建築や食文化などに見られます。

 

第二次世界大戦後は、イギリスの信託統治領となり、その後1952年にエチオピアと連邦を組む形で独立を認められました。しかし、エチオピア政府がエリトリアの自治を無視する形で1962年に一方的に連邦を解消し、エリトリアを併合しました。これに反発したエリトリア人は30年以上にわたる独立戦争を展開し、1993年にようやく完全な独立を達成しました。

 

しかし、その後もエチオピアとの国境紛争や、アファワーキ政権下での人権侵害、経済的な困難など、エリトリアは多くの課題に直面しています。

エリトリアの歴史年表

時期 出来事
9世紀 - 14世紀 アクスム王国の後継国家としてメドリ・バハリが成立。
16世紀 オスマン帝国がエリトリアの海岸部を支配。
1890年 イタリアがエリトリアを植民地化。
1941年 イギリスがイタリアからエリトリアを奪取し、管理下に置く。
1952年 国連決議によりエチオピアとの連邦を形成。
1962年 エチオピアによるエリトリアの併合が始まる、エリトリア独立戦争の開始。
1991年 エリトリア人民解放戦線がエチオピア軍を撃退、エリトリアの実質的な独立。
1993年 国民投票によりエリトリアの独立が国際的に承認。
1998年 - 2000年 エリトリア・エチオピア戦争が発生。
2018年 エリトリアとエチオピアが和平協定に署名、長期にわたる対立が終結。