ウガンダの歴史は、5世紀頃から現地に居住していたバントゥ系民族が形成したブガンダ王国を起源とします。19世紀末に英国の保護領となり、この地域の重要な経済・政治の中心地となりました。

 

1962年、ウガンダは英国から独立しましたが、その後は政情不安と経済の混乱が続きました。1971年から1979年までのイディ・アミン政権下では、独裁と大量虐殺が行われ、多くのウガンダ人が犠牲となりました。

 

1986年にヨウェリ・ムセベニが大統領となり、彼の統治下で政情は安定し、経済成長も達成されました。しかし、人権侵害や政治的自由の抑圧などの問題は依然として存在します。また、1990年代から2000年代初頭にかけては、北部で反政府勢力との間に長期的な紛争が続きました。

時期	出来事
紀元前1000年 - 1000年	ボントゥ系民族が現在のウガンダ地域に移住。
1300年 - 1500年	ブニョロキタラ帝国が栄える。
1862年	イギリス人探検家ジョン・ハニング・スピークがビクトリア湖を発見、ナイル川の源を確認。
1894年	ウガンダがイギリスの保護領となる。
1962年	ウガンダがイギリスから独立、独立初の首相としてミルトン・オボテが就任。
1971年	イディ・アミン大佐がクーデターで政権を掌握、大統領となる。
1979年	タンザニア軍とウガンダ亡命政府軍によりアミン政権が倒される。
1986年	ヨウェリ・ムセヴェニが政権を掌握、大統領となる。
2006年	北部ウガンダで20年以上続いた宗教・民族武装勢力ロード・レジスタンス・アーミーとの戦闘が終結。
2021年	ムセヴェニ大統領が6期目の当選を果たす。