ソマリアの歴史概説

ソマリアの地域は古代から商業と交易の中心地でした。その地理的位置から、アラビア半島、インド、中国などと交易を行い、多くの港町が栄えました。

 

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、欧州の植民地競争の一環として、イギリス、フランス、イタリアによって分割統治されました。1960年にイギリスとイタリアの領土が合併してソマリア共和国が誕生し、独立を達成しました。

 

しかし、独立後の政治状況は混乱し、1980年代から始まった内戦は1991年に政府の崩壊を引き起こしました。以降、ソマリアは「無政府状態」に陥り、国内は分裂し、一部ではイスラム主義勢力が支配しています。

 

21世紀に入り、国際社会の支援の下で政府の再建が進められていますが、治安の悪化や経済の停滞、飢餓などの深刻な問題が依然として存在しています。

ソマリアの歴史年表

時期 出来事
1884年 イギリスが北部のソマリランドを保護領とし、イタリアが南部のソマリアを占領。
1960年 イギリス領ソマリランドとイタリア領ソマリアが独立し、統合してソマリア共和国を樹立。
1969年 ムハンマド・シアド・バーレ大佐がクーデターを起こし、軍事政権を樹立。
1991年 北部ソマリランドがソマリアからの分離独立を宣言。
1991年 バーレ政権が崩壊し、ソマリア内戦が勃発。
1992-1995年 国連ソマリア活動(UNOSOM)が行われる。
2004年 ソマリア暫定連邦政府が設立される。
2012年 ソマリア連邦共和国が成立し、暫定政府が終了。
2013年 アメリカが20年ぶりにソマリア政府を公式に承認。
2021年 大統領選挙が予定されていたが、延期となり政治的緊張が高まる。