ナイジェリアの歴史概説

ナイジェリアの地域は古代から多様な文化が栄え、特に北部のソコト帝国や南部のベニン王国などが知られています。

 

19世紀末にはヨーロッパのアフリカ分割の一環としてイギリスの植民地となり、北部と南部の異なる宗教・民族集団が一つの行政区画に統合されました。これが後のナイジェリアの民族・宗教対立の原因となりました。

 

1960年にイギリスから独立を達成しましたが、その後は軍事クーデターや内戦(ビアフラ戦争)など、政治的な混乱が続きました。

 

1999年に民主化が進行し、選挙による政権交代が行われるようになりましたが、民族・宗教間の対立、腐敗、経済の不均衡、北部でのイスラム過激派「ボコ・ハラム」の活動など、依然として多くの問題が存在しています。ナイジェリアはアフリカ最大の人口を持ち、経済的にも影響力が大きいため、その安定と発展はアフリカ全体の問題とも関わっています。

ナイジェリアの歴史年表

時期 出来事
5000年前 - 1500年 ナイジェリア地域での農耕社会の発展と西アフリカ最古の文明の一つであるノク文化が栄える。
1800年代 北部でフラニ戦争が発生、ソコト帝国が成立。
1861年 英国がラゴスを保護領とする。
1914年 英国領となり、北部と南部の保護領が統合してナイジェリア植民地となる。
1960年 英国から独立し、連邦共和国となる。
1967年 - 1970年 ビアフラ戦争が発生。
1979年 軍事政権から民主政権への移行を試みるが、1983年に再び軍事クーデター。
1999年 軍政から民主政権へ移行、オルシェグン・オバサンジョが大統領に就任。
2007年 ウマル・ムサ・ヤラドゥア大統領就任。民主選挙による政権交代が初めて行われる。
2010年 ヤラドゥア大統領の死去に伴い、副大統領のグッドラック・ジョナサンが大統領に就任。