サントメ・プリンシペの歴史概説

サントメ・プリンシペは、ギニア湾に浮かぶ2つの主要な島から成る国です。15世紀にポルトガル人が発見し、その後植民地化されました。島は未開の状態で、初期の植民地化は難航しましたが、次第に砂糖プランテーションが設立され、多くのアフリカ人が奴隷として移住させられました。

 

19世紀にはコーヒーとカカオの生産が始まり、特にカカオは世界最大の生産国となりました。これらのプランテーションは「ロッサ」(奴隷制に近い制度)と呼ばれる労働システムに依存していました。

 

1975年、ポルトガルの植民地から独立し、マヌエル・ピント・ダ・コスタが初代大統領となりました。しかし、その後の経済は停滞し、不安定な政情が続きました。1990年代には民主化が進み、現在は比較的安定した政治体制を保っていますが、経済的な課題は依然として大きいです。現在、観光業の発展や持続可能な開発を目指して努力しています。

サントメ・プリンシペの歴史年表

時期 出来事
1470年 ポルトガルがサントメとプリンシペの島を発見。
1493年 ポルトガルがサントメ島に植民地を設立。
1500年頃 プリンシペ島にも植民地が設立される。
19世紀末 カカオ生産が本格化し、世界最大のカカオ輸出国となる。
1951年 ポルトガル政府が植民地地位を海外州地位に変更。
1975年 ポルトガルからの独立を宣言。初代大統領にマヌエル・ピント・ダ・コスタ。
1991年 複数政党制が導入され、初の自由選挙が行われる。
2003年 クーデター未遂事件が発生。
2011年 エマヌエル・カルバス・トロヴァダが大統領に選出される。
2016年 エヴァルディスト・カルバス・トロヴァダが大統領に選出される。