ケニアの歴史概説

ケニアの歴史は先史時代から始まり、人類の誕生地ともされています。中世には、スワヒリ文化が発展し、海岸地帯はアラブ、インド、中国などとの交易路となりました。

 

19世紀末、欧州列強のアフリカ分割の一環として、ケニアは1888年にイギリスの保護領となり、1920年に正式な植民地とされました。イギリスの支配下では、農地が奪われ、大勢のケニア人が強制労働を課されています。

 

1952年から1960年までの「マウマウ反乱」は、ケニア人の民族主義者たちがイギリスの支配に対して反乱を起こした事件で、ケニアの独立運動の中心となりました。この反乱は厳しく弾圧されましたが、ケニアの独立要求を無視できなくなったイギリスは、1963年にケニアに独立を認めたのです。

 

独立後、ケニアは一党制を採り、政治的な不安定さが続きました。しかし、2000年代に入ると民主化が進展し、現在はアフリカでは比較的安定した政治体制を保っています。しかし、経済の不平等や貧困、政治腐敗の問題など、依然として解決すべき課題が多く存在しているのも実情です。

ケニアの歴史年表

時期 出来事
紀元前2000年頃 クシ系の人々が移住し始め、後にブラントゥ系の人々もこの地域に定住。
16世紀〜17世紀 オマーン人が海岸部の都市を支配し、スワヒリ文化が繁栄。
19世紀半ば ヨーロッパ人探検家が内陸部へ進出し始める。
1895年 イギリスが東アフリカ保護領を設立、ケニア植民地が始まる。
1952年〜1960年 マウマウ反乱が起こり、植民地統治への抵抗が高まる。
1963年12月12日 イギリスから独立、ケニア共和国となる。
1964年12月12日 共和制を採用し、ジョモ・ケニヤッタが初代大統領に就任。
1978年 ダニエル・アラップ・モイが大統領に就任、以降24年間にわたる独裁体制が続く。
2002年 モイの後任としてムワイ・キバキが大統領に就任。
2010年 新憲法が可決される。
2013年 ウフル・ケニヤッタ(初代大統領ジョモ・ケニヤッタの息子)が大統領に就任。