モザンビーク内戦

モザンビーク内戦

モザンビーク内戦は、1977年から1992年までの約15年間に渡ってモザンビークで発生した内戦です。この紛争は、モザンビーク解放戦線(FRELIMO)政府と、モザンビーク国民抵抗(RENAMO)の間で行われました。

 

FRELIMOはモザンビークの独立を勝ち取り、社会主義的な政策を推進していましたが、これに反発したRENAMOは、主に南アフリカとローデシア(現在のジンバブエ)の支援を受けて反政府活動を行いました。この結果、モザンビーク全土で戦闘が展開され、多大な人的・物的被害が発生しました。

 

経済的な困難と国際的な圧力の中、1990年にFRELIMOは一党制を放棄し、多党制と市場経済への移行を表明しました。そして1992年にローマで行われた和平交渉により、モザンビーク全面和平協定が締結され、内戦は終結しました。その後、国内の再建と民主化が進められていますが、まだ多くの課題が残されています。