ブルンジの歴史概説

ブルンジはかつてツチ族が王を立て、ツチ族の支配下にフツ族やトワ族が暮らす王国が存在していました。

 

19世紀末、ヨーロッパ諸国によるアフリカ分割の一環でドイツの保護領となりましたが、第一次世界大戦後のヴェルサイユ条約により、隣国のルワンダと共にベルギーへ移管されました。

 

1962年にベルギーから独立を達成しましたが、その後はツチ族とフツ族の間の民族対立がエスカレートし、長期にわたる内戦状態が続きました。この内戦で30万人以上が死亡しました。

 

内戦終結後の2005年に民主的な憲法が制定され、ピエール・ンクルンジザ大統領が就任しました。彼は3期目の就任を試み、その結果再び国内が混乱状態となりました。

 

現在でもブルンジは政治的な不安定さと、貧困や飢餓、教育の不足といった課題に直面しています。

ブルンジの歴史年表

時期 出来事
17世紀 - 19世紀 キングダム・オブ・ブルンジ(ブルンジ王国)が存在。
1890年 ドイツ帝国が東アフリカの保護領としてブルンジを含む地域を領有。
1916年 第一次世界大戦中、ベルギーがブルンジを占領。
1962年7月1日 ベルギーから独立し、ブルンジ王国として誕生。
1966年 軍事クーデターにより王政が終焉、共和制に移行。
1993年 初の多党制選挙が開催され、メルシオール・ンダダイェ大統領が就任。
1993年 - 2006年 ブルンジ内戦が続く。
2005年 新憲法が承認され、少数派のツチ族と多数派のフツ族間の権力共有が定められる。
2015年 ピエール・ンクルンジザ大統領の3選が引き金となり政治危機が発生。
2020年 エヴァリステ・ンダイシミエが大統領に就任。