バーバリ戦争

バーバリ戦争

バーバリ戦争(Barbary Wars)は、オスマン帝国配下のバーバリ海賊と、新興国家であったアメリカ合衆国との間に起こった一連の戦争を指します。これは、主に1801年から1815年までの期間に起きました。

 

北アフリカを拠点とするバーバリ海賊は、地中海での海賊行為を生業としていましたが、国家の船舶に対しては「保護費」を収めれば攻撃の対象にしないという事実上の強請り(ゆすり)行為を行っていました。しかし新興国アメリカ合衆国は、これに対して抵抗を表明したため、バーバリ海賊との戦争に発展したのです。

 

この戦争は2度にわたって行われ、1度目は1801年から1805年、2度目は1815年で、ともにアメリカ合衆国の勝利に終わりました。これによりアメリカの海外での影響力が拡大し、同時に自国の船舶が地中海で自由に航行できるようになったのです。