ザンビアの歴史概説

ザンビアの地域は、先住民族が数千年前から住み着いていました。16世紀にはロジ方言を話すバントゥー系のルンダとルバがこの地域に移住し、力強い王国を築きました。

 

19世紀後半になると、この地はヨーロッパの勢力圏に入り、1889年にはイギリス南アフリカ会社の統治下に置かれ、「北ローデシア」と名付けられました。その後、イギリスの正式な植民地となりました。イギリスの統治下で、銅鉱山が開発され、その富によって経済が成長しましたが、アフリカ人の社会経済的地位の向上は制限されました。このため、1950年代に入ると、独立と自己決定権を求める動きが高まりました。

 

1964年、ザンビアはイギリスから独立を達成し、Kenneth Kaundaが初代大統領に就任しました。その後、Kaundaの一党制が続きましたが、1991年に多党制が導入されました。ザンビアは依然として経済的な課題に直面しており、特に銅価格の下落やHIV/AIDSの流行などが大きな打撃となっています。その一方で、比較的安定した政治体制と自然の美しさが魅力となり、観光業の発展に期待が寄せられています。

ザンビアの歴史年表

時期 出来事
18世紀 現在のザンビア領域にバントゥー系の人々が定住。
1851年 探検家デイヴィッド・リビングストンがヴィクトリアの滝を発見。
1889年 イギリス南アフリカ会社がザンビアを含む広範な地域の経済的権利を獲得。
1924年 北ローデシア(現在のザンビア)として英領となる。
1964年 イギリスから独立し、ケネス・カウンダが初代大統領に就任。
1972年 一党制を導入、国内の政治活動を制限。
1991年 複数政党制に移行、フレデリック・チルバ大統領が就任。
2002年 レヴィ・ムワナワサ大統領が就任。
2015年 エドガー・ルング大統領が就任。
2021年 ハキンデ・ヒチレマが大統領に就任。