アフリカの平均寿命は?短い理由は?

アフリカ諸国の平均寿命は40代中盤程度と、平均年齢80歳が普通の先進諸国と比べたら大変短いです。日本で40代というと、人生これからが本番といってもいい年齢。なぜアフリカではこんなにも平均寿命が短いのでしょうか。

 

 

アフリカにおける平均寿命が短い理由

アフリカでは医者も医療設備も不足しており、肺炎・下痢・結核・麻疹といった、万全な治療を受ければ、高確率で助かるであろう病気で死に至るケースが多いのです。

 

特にアフリカは衛生面で問題がある地域が多く、大量のゴミによる感染症で死亡するケースも多いです。全体的に栄養が不足しており、免疫力が低いのも感染リスクを高めています。

 

またサブサハラ(サハラ砂漠以南のアフリカ)における死因の1位はエイズであり、これは国の存続が危ぶまれるほど深刻な問題となっています。

 

5人に1人が亡くなっている

低い平均年齢を聞いて勘違いする人も多いのですが、40代中盤という平均年齢で、ほとんどの方が亡くなるというわけではありません。アフリカのような開発途上国では、5人に1人が5歳までに亡くなっており、これが平均年齢を押し下げる要因になっているのです。