エジプトの歴史は古代文明の誕生地で、数千年に渡り様々な力強い王朝が生まれました。紀元前3100年頃、最初の統一エジプト王国が現れ、ファラオの支配下でピラミッドやスフィンクスなど、今日まで残る壮大な建築
モロッコの地域は古代からの交易ルートで、フェニキア人やローマ人、ヴァンダル人など様々な民族が交錯しました。7世紀にはアラブ人が到来し、イスラム教が広まりました。11世紀から17世紀にかけては、ベルベル人の王朝であるアルモラビッド朝やアルモハド朝、サアディ朝がこの地を支配しました。
19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパの列強による影響力争いの舞台となり、1912年にはフランスとスペインによる保護領となりました。1956年に独立を達成し、現在は立憲君主制国家となっています。
モロッコはまた、西サハラの地域問題を抱えており、これが国際的な議論の対象となっています。経済面では、農業、鉱業、観光業が主要産業となっており、特にリン鉱石の生産では世界をリードしています。
時期 | 出来事 |
---|---|
789年 | イドリース朝が創設、モロッコのイスラム化が進む。 |
11世紀 | モロッコはアルモラビード朝、後にアルモハード朝の支配下に入る。 |
1666年 | アラウイ朝が成立。 |
1912年 | フランスとスペインによる保護領化(フランス保護領モロッコ、スペイン保護領モロッコ)。 |
1956年 | モロッコがフランス及びスペインから独立。 |
1975年 | サハラ砂漠の西サハラ地域を併合(「緑の行進」)。 |
1981年 | 経済自由化政策の開始。 |
1999年 | モハメド6世が即位、社会改革を推進。 |
2011年 | 「アラブの春」の影響で憲法改正、議会の権限が強化される。 |
2023年 | モロッコは北アフリカの中でも比較的安定した国として知られる。 |