ウガンダ・タンザニア戦争は、1978年から1979年にかけて発生した、ウガンダ共和国とタンザニア連合共和国の間の軍事衝突です。この戦争は、独裁者イディ・アミンによるウガンダのタンザニア侵攻がきっかけで勃発しました。
1978年、アミンはタンザニア北部のカゲラ地域を占領し、これをウガンダの領土と主張しました。これに対し、タンザニアの大統領ジュリウス・ニエレレは軍を動員してウガンダ軍を追い出し、ウガンダへの反攻を開始します。
1979年、タンザニア軍とウガンダの反アミン勢力であるウガンダ国民解放軍の連合軍は、ウガンダの首都カンパラを奪取し、アミン政権を打倒しました。アミンはリビアへと逃れ、以後、ウガンダは混乱の時代に突入します。
この戦争は、国家間の戦争だけでなく、同時に内戦の性質も持っており、その影響はウガンダ国内に深刻な混乱をもたらしました。また、この戦争はアミンの暴政を終結させるきっかけとなり、その後のウガンダの政治変動に大きな影響を与えました。