アフリカでエイズが流行している理由とは?

アフリカでエイズが流行している理由とは?

エイズとは性感染症の一つです。HIVと呼ばれるウイルスが人の免疫細胞に感染し、免疫系が機能しなくなることで、普段感染しない病原体にも感染しやすくなってしまいます。

 

サハラ砂漠以南のアフリカ(以下サブサハラ)は、世界で最もエイズ発症者が多い地域として知られています。2002年の調査によれば、全世界4200万人のうち、2940万人がアフリカ人だそうです。つまり7割近くはアフリカで発症しているのです。

 

エイズが深刻な国々
南アフリカ共和国,ナミビア,ボツワナ,スワジランド,レソト,ジンバブエ,ザンビア

 

エイズは病状を抑える薬はあるものの、いまだに完全な治療薬が見つかっておらず、ただでさえ貧困で薬が行き届かないアフリカでは「死の病」と恐れられています。

 

 

アフリカ社会を蝕むエイズ

1990年以降アフリカにおいて死因の上位にくるのがこのエイズであり、エイズによる死者は働き盛りの年齢が多いので、エイズによる死者が急増した国は、働き手を失い、経済に大きな打撃を受けます。また親がエイズにより死亡したエイズ孤児が社会問題となっています。

 

原因

アフリカにおけるエイズの患者は女性が多く、感染の原因は、異性間の性行為によるものが多いです。女性の地位が低いこと、女性の教育不足によりエイズに対する知識が低いことなどが大きな原因とされています。

 

またエイズにかかっている親が貧困でミルクを買うことができない為、母乳による子育てを行った結果、子供がエイズに感染してしまうというケースも多いです。

 

感染源は?

エイズの起源は、アフリカ中西部において、サルを捕食したチンパンジーであるとの見方が有力で、おそらくそのチンパンジーを人間が食べたことで感染が拡大したと考えられています。

 

対策

もちろんアフリカ諸国は対策に乗り出しており、健康診断での検査などエイズ予防政策の実施、患者の治療体制の整備など、早期発見や治療に力を入れています。

 

その結果ボツワナは2001年末には成人人口の38.8%が感染していましたが、上記のような対策を行った結果、2008年には23.9%まで減少させることに成功しています。

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