あまり社会問題に詳しくない人でも、テレビや新聞などで伝え聞く情報で漠然と「アフリカは貧しい」というイメージを持っていると思います。
アフリカといっても非常に広大な地域なので、厳密には全てが全て貧
アフリカでは民族や宗教対立を火種とした内戦・紛争が、独立後絶えず続いており、毎年多くの死者を出しています。戦闘による直接的な死者はもちろんのこと、内戦により加速する貧困、飢餓などで亡くなる人々がたくさんいます。
なぜ内戦の原因となる民族や宗教対立が絶えないのか。歴史的な要因を探れば、必ず1世紀以上にもわたるヨーロッパ諸国の植民地支配にたどり着きます。
19世紀、資源獲得や国威発揚の為に、ヨーロッパ諸国はこぞってアフリカへ進出。ほぼアフリカ全土はたった7か国の国々に分割支配してしまいました。
その結果様々な民族や宗教が混在・分断されました。中途半端に植民地時代を終えたものだから、独立後も国民がまとまらず、民族・宗教間の対立による内戦や紛争が絶えない状態になったのです。