アフリカの気候的特徴は?気候区分や平均気温は?

アフリカというのは、赤道を中心に南北に対称的に広がる位置にあります。その為アフリカの気候的特徴は

  • 赤道直下は熱帯気候
  • 赤道から離れるにつれ乾燥帯気候
  • 北端・南端は地中海性気候

といった、かなりわかりやすい気候区分になっています。以下でもう少し詳しく解説していきましょう。

 

 

赤道直下の気候

赤道直下は、太陽回帰によって赤道低圧帯が移動してくる影響で、熱帯気候に支配されています。年間通してよく雨が降り、地表がジャングルに覆われているのが特徴です。

 

◆海抜高度の高い所は温帯
赤道直下であっても、東部アフリカのアフリカ地溝帯など海抜高度が高い所は、例外的に温帯気候となっています。通常熱帯域では見られない、トウモロコシやコーヒー豆の栽培がさかんです。

 

赤道以南・以北の気候

赤道から離れた南北23.5度の付近は中緯度高圧帯となり、高温で乾燥した下降気流の影響を受けます。その為赤道から離れるにつれ、乾燥帯気候の影響で砂漠が多くなります。

 

◆サハラ砂漠が存在
アフリカ大陸北部には大陸の三分の一を覆う、世界最大のサハラ砂漠があります。砂漠気候に支配されており、年間を通して降水量が少ないです。

 

アフリカ北端・南端の気候

北アフリカの北端は地中海に面しており、地中海性気候となっています。温暖湿潤気候なので小麦やオリーブといった農作物が多く収穫されます。

 

また南部アフリカの南端にも地中海性気候がでており、北側よりも気温が低いです。