
アフリカで有名な滝と言われて真っ先に挙げられるのは、観光地として人気のスポットにもなっている「ヴィクトリアの滝」でしょう。
ヴィクトリアの滝はジンバブエ共和国とザンビア共和国の国境に位置しする滝です。
滝幅1,708m、最大落差108mと、その大きさは南米の「イグアスの滝」と並んで世界最大であり、ユネスコの世界遺産にも登録されています。
イギリス女王の名前に由来しています。ヨーロッパ人として初めてアフリカ大陸を横断したリヴィングストンが、アフリカ横断中に巨大な滝を目にし感銘を受け、当時のイギリス女王に捧げるという意味を込め「ヴィクトリアの滝」と名づけました
ちなみにジンバブエでは日本の呼び名を英訳した「ヴィクトリアフォールズ」、ザンビアでは現地の言葉で「モーシ・オワ・トゥーニャ(雷鳴轟く水煙)」と呼ばれています。
年間30万人が訪れる人気観光スポットであり、その時の拠点となるのはザンビアのリヴィングストン市とジンバブエのヴィクトリアフォールズ町です。
高低差が100mもあり、崖っぷちまで行き眼下を除くことは可能ですが、これまで落下事故も何件か起きているので、観光の際は十分注意してください。
滝を挟んで広大な国立公園が広がっており、そこには多彩な植物が生い茂り、様々な種類の動物達が生息しています。滝の上流であるザンベジ川・チョベ川沿いにはアフリカゾウ、カバ、ワニなどがいますし、タイタハヤブサやコシジロイヌワシ、ハヤブサなどの猛禽類も多数生息しています。
ヴィクトリアの滝はその圧倒的な景観と自然の豊かさから、世界遺産に登録されています。