アフリカのサハラ砂漠を知ろう:場所/気候/人口など

アフリカのサハラ砂漠を知ろう:場所/気候/人口など

 

アフリカを代表する砂漠であるサハラ砂漠の基本情報をまとめています。アフリカの三分の一を占めるサハラ砂漠は、アフリカの地理や気候を知る上で重要な場所なので抑えておきましょう。

 

 

サハラ砂漠の場所

サハラ砂漠は、アフリカ大陸北部にある世界最大の砂漠です。西端は大西洋、北端は地中海、東側は紅海に接しています。サハラ砂漠はアフリカ大陸を北アフリカとサブサハラ(サハラ砂漠以南)に二分しています。

 

サハラ砂漠の気候

サハラ砂漠は砂漠気候です。1年中北大西洋高気圧の影響下にあり、水蒸気を含まない北風しかこないため、雨が極端に降りません。ただしサハラ砂漠南端のサヘルと呼ばれる半乾燥地域は、比較的湿潤です。

 

大昔はサハラ砂漠にもよく雨が降っていて、緑に覆われていました。長い年月をかけて気候条件が変化したことで、今のような乾燥地帯となっています。

 

サハラ砂漠は、アフリカ大陸を北アフリカとサブサハラ(サハラ砂漠以南)に分割していますが、砂漠より南は熱帯雨林気候、サバナ気候、乾燥気候など地域によって様々な気候があります。

 

 

サハラ砂漠の農業

乾燥地帯のサハラ砂漠では水源を雨に頼ることができません。その為地下水・湧き水・外来河川などから水を引いてくるオアシス農業がさかんに行われています。

 

オアシス農業ではナツメヤシ・小麦・野菜・綿花などの栽培・産出が行われています。

 

サハラ砂漠の人口

サハラ砂漠にはモロッコ, 西サハラ, モーリタニア, アルジェリア, マリ共和国, ニジェール, チュニジア, リビア, チャド, エジプト, スーダンなどの国々があり、全体の人口は約2500万人です。そのうちの大半はモーリタニア、モロッコ、アルジェリアに住んでいます。

 

人口急増にともなう砂漠化の問題

サハラ砂漠を含めアフリカでは人口が爆発的に増えていますが、焼畑農業や森林伐採、過放牧などが原因でサハラ砂漠の範囲が拡大しています。いわゆる砂漠化が進行しています。サハラ南縁部の砂漠化の進行速度は深刻で、毎年約約6万km2のスピードで砂漠の面積が増加しています。