アフリカ美術の特徴

アフリカにおける美術文化のことをアフリカ美術と呼びます。広大なアフリカですから、地域によって美術文化の辿ってきた歴史は異なるものの、アフリカ美術に共通する様式、テーマ性のようなものを感じることができます。

 

アフリカ美術の特徴

アフリカ美術は、絵画のような二次元作品より、彫刻のような三次元作品が多いです。かのパブロ・ピカソを代表する作品「アビニヨンの娘たち」は、ピカソがアフリカの彫刻に興味を持ち描いた絵画作品です。

 

アフリカの仮面

またアフリカ美術といえば、木製の仮面も有名です。仮面は精霊の力が宿る神聖なものとされ、死者の魂を表現する為に用いられます。それだけに所持や着用が許されているのは特別に資格がある人だけです。

 

西アフリカの国コートジボワールでは、進んだ木彫技術を活かした多種多様な仮面が作られています。コートジボワール最大の民族であるバウレ族は、ゴリ(Goli)という仮面舞踏で知られ、葬儀や娯楽など様々な場面で催されます。