アフリカの語源・名前の由来とは?

「アフリカ」とはいわずとしれた世界6大州(アジア州・ヨーロッパ州・アフリカ州・北アメリカ州・南アメリカ州・オセアニア州)のうちの一つ。アフリカ大陸およびその周辺の島や海域の総称です。漢字では阿弗利加と表記します。

 

「アフリカ」はもともとはサハラ砂漠以北(現在の北アフリカ)を指す言葉でしたが、未開の地とされていたサハラ砂漠以南の情報も広まっていくにしたがい、南北含めたアフリカ大陸全体の呼称として使用されるようになりました。

 

 

なぜ「アフリカ」と呼ぶのか

直接の元をたどれば、ローマ帝国の属州だった「アフリカ属州」が、後世のアフリカ大陸の名前の由来になったことははっきりしています。ラテン語で「アフリカ人の土地」を意味する「Afri-ca terra」から「Africa」という語形が生まれました。

 

Afri」の語源については諸説ありますが、ローマ帝国属州になる前の、現在のチュニジアにあたる古代都市カルタゴに住んでいたセム系部族の呼び名であるとの見方が有力です。

 

他にもアフリカの語源には様々な仮説がたてられています。

 

  • カルタゴ人が使っていたファラカ(faraqa:植民地の意)から転じたもの。
  • 先住民の一部族アフェル(Afer、複数形Ifei)に由来するというもの。
  • ギリシア語で寒い・怖いを意味する「phrike」に、否定の意である接頭辞 「a」がくっつき寒さや恐れが無いという意味の「aphrike」になったというもの。
  • エジプト語で誕生したところを意味する「af-rui-ka」が語源というもの。