あまり社会問題に詳しくない人でも、テレビや新聞などで伝え聞く情報で漠然と「アフリカは貧しい」というイメージを持っていると思います。
アフリカといっても非常に広大な地域なので、厳密には全てが全て貧
アフリカには元々気候的要因で農業生産性があまり良くなく、食料が豊富でありません。
そこにさらに経済成長の伴わない人口急増ともなれば、食料の供給が追い付かず、慢性的な飢餓状態に陥ってしまう、というのは目に見えています。
アフリカでは特に、育ちざかりの子供の栄養失調が深刻な問題となっています。成長に必要なタンパク質や、免疫力をつけるビタミンAなどの栄養が圧倒的に足りておらず、病気にかかりやすくなっています。
アフリカでは5人に1人が5歳未満で何らかの病気で亡くなっています。アフリカの平均寿命が40歳そこそこと大変短いのは、他のどの地域よりも毎年多くの子供が亡くなり、平均寿命を押し下げている為なのです。
2016年、アフリカでは連続する干ばつとエルーニョ現象の影響で、100万人の子供たちが重度の栄養失調にかかっていると、国連児童基金(ユニセフ)が発表しました。国際社会の人道支援が不可欠な状態です。