アフリカで覚えておくべき川の名前は?最長の川は?

アフリカ大陸における有名な河川をご紹介します。アフリカ大陸を流れる川は、歴史的にも民族移動や交易路、ヨーロッパ列強のアフリカ植民に利用されたりなど、アフリカ史において重要な意味を持ちます。現在も物流や発電の手段として欠かせない存在となっています。

 

 

ナイル川

ナイル川は長さ6,650kmのアフリカ最長の川です。アフリカ大陸東北部を流れ、地中海に繋がっており、ヴィクトリア湖を源流としています。古来よりアフリカにおける重要な交通路として機能しています。

 

またナイル川流域は灌漑(かんがい)農業地帯としても知られ、ナイル川から水を引くことで農作物の栽培生産が行われています。雨が少ないアフリカの貴重な水資源というわけです。

 

コンゴ川

コンゴ川は面積や水量がアフリカ最大の川として知られています。さらに世界で見てもアマゾン川に次いで世界2位となっています。長さは4,700kmで、ナイル川に次いで2番目となります。その水量を活かして水力発電源にもなっています。

 

ニジェール川

ニジェール川はアフリカで全長4,180km。流域面積209万2,000km2のアフリカ3番目に大きな川です。西アフリカを流れ、大西洋に繋がっています。乱獲による漁業資源の減少が問題となっており、ニジェール川流域機構と呼ばれる、ニジェール川流域の資源保護を目的とした国際機関があります。

 

 

ヴォルタ川

西アフリカを流れる全長約1600q、流域面積約40万平方qの川です。ガーナを流れギニア湾に繋がっています。第二次世界大戦後、アコソンボダムという川をせき止めるダムが作られ、このダムにより世界最大級の人造湖ヴォルタ湖が出来ました。このダムは水力発電用に作られ、ガーナおよびその周辺の国々に供給されています。

 

ガンビア川

西アフリカを流れる川です。全長約1100qで、アフリカ最小面積の国として知られるガンビアを通ります。川をさかのぼれば、ガンビアから内陸のジャンジャンブレアまで航行可能となっており、重要な交通手段として機能しています。

 

セネガル川

西アフリカを流れ、大西洋に通ずる河川です。全長1630km,流域面積約44万km2です。ギニア・マリ・モーリタニア・セネガルなど複数国の領域を通り、外国船も通行可能な国際河川となっています。