アフリカの音楽や楽器の特徴とは?

一般にアフリカ音楽とは、サハラ砂漠以南の音楽文化のことです。サハラ砂漠以北はイスラム音楽文化の領域ですので、アフリカ音楽には含めない場合が多いです。

 

アフリカの社会生活と強く結びついた作品が多く、娯楽、祭り、結婚式、葬儀、成人式など様々な場面で演奏されます。また同時に行われるが多い舞踊では、体の各所に鈴などを身に着け、他の楽器とのハーモニーを生み出します。

 

 

アフリカの楽器にはどんなものがある?

アフリカにも様々な楽器が存在しますが、リズミカルな音を生み出すパーカッション(打楽器)がメインの演奏が多いですね。太鼓や木琴(もっきん)といった日本でも馴染み深い打楽器の他、「サンザ」と呼ばれるアフリカ特有の体鳴楽器もよく使用されます。

 

サンザは別名「親指ピアノ」とも呼ばれます。箱状の共鳴板の上に、金属や竹などで作った薄片を並べ、一端を固定し、親指で弾いて音を発生させる構造をしています。実はこのサンザ、オルゴールの元になったともいわれています。確かに似ていますよね。

 

 

また太鼓はジェンベと呼ばれる素手で叩く杯型太鼓が広い地域で使われています。

 

その他打楽器の効果を引き立たせる目的で、フルートやハープのような気鳴楽器や弦鳴楽器も使われます。

 

 

アフリカ音楽の世界への影響

ブルース、ジャズ、ルンバなど現在ポピュラー音楽とされるジャンルの多くは、その昔アフリカ人奴隷がアメリカに持ち込んだアフリカ音楽に由来しています。アフリカ音楽と聞いてもピンとこない人も多いかもしれませんが、ポピュラー音楽の歴史を語る上では欠かせない存在なのです。

 

現代のアフリカ音楽「アフロポップ」とは

アフリカにおけるポピュラー音楽のことを総称してアフロポップと呼びます。アメリカのポップ音楽に強い影響を受けたアフリカ音楽で、ビート感が強いのが特徴です。