エジプトの歴史は古代文明の誕生地で、数千年に渡り様々な力強い王朝が生まれました。紀元前3100年頃、最初の統一エジプト王国が現れ、ファラオの支配下でピラミッドやスフィンクスなど、今日まで残る壮大な建築

サハラ砂漠以南のアフリカ(サブサハラ)は昔、ヨーロッパの人々にとっては、文明がない未開の土地として認識されていました。そのため「文明=電気の電気の灯り」がない土地を揶揄し、「“暗黒”の大陸」→「暗黒大陸」と呼ばれるようになったのです。
またサブサハラの大半に、肌が黒い人種であるネグロイドが住むことから、「ブラックアフリカ」とも呼ばれています。コーカソイド(白色人種)が住む北アフリカが、対比的に「ホワイトアフリカ」と呼ばれます。
サブサハラがヨーロッパの人たちに認知されるようになったのは、スコットランドの探検家リヴィングストンが、ヨーロッパ人として初めてアフリカ大陸を横断し、現地の情報がヨーロッパに持ち帰られてからです。
リヴィンクトンは数万マイルもの大陸横断中に、天体観測により正確な地図を作り上げました。この地図をもとにヨーロッパ各地でアフリカの地図が作成され、ヨーロッパにとっての新しいフロンティアへの道が開けたのです。
ヨーロッパの人々に、サブサハラについての知見が広がるにつれて、「暗黒大陸」という見方は薄れていきました。ただ未開の地でなくなったことは、後にヨーロッパのアフリカ進出の後押しとなりました。