あまり社会問題に詳しくない人でも、テレビや新聞などで伝え聞く情報で漠然と「アフリカは貧しい」というイメージを持っていると思います。
アフリカといっても非常に広大な地域なので、厳密には全てが全て貧
アフリカに存在する広大な熱帯雨林や草原には、何百万という動物が住んでいます。世界屈指の動物大国ともいえるアフリカですが、密猟や人的な環境破壊による生息地の喪失などで、絶滅の危機にある動物がいます。
アフリカを代表する動物といえばアフリカゾウ。しかし現在は数十年後の絶滅が危惧されるほど生息数が減少しています。原因は象牙目的の密猟です。ヨーロッパが進出する前は2000万頭いた個体数は、現在では数十万頭に減っています。詳細は【アフリカの象牙問題】にて解説します。
百獣の王ライオンはアフリカに数多く生息しています。しかし近年その個体数が急減しており、現在アフリカに生息するライオンはわずか2〜3万頭と、過去20年間で半減してしまいました。原因は違法な狩猟や、家畜を育てる人間との衝突が主です。
1980年以降、30年間で40パーセント以上減少し、絶滅危惧種に指定されています。違法な狩猟や農地の拡大で生息地を追われたことで、かつて15万頭もの個体数は9万頭に減少してしまいました。
草食動物のガゼルの仲間で、砂漠化による食糧不足や人間の娯楽としての狩猟などで生息数が激減しています。このままでは絶滅が危惧されており、モーリタニアなど一部地域ではすでに絶滅してしまいました。
アフリカ南部の砂漠や草原に生息するイヌ科の動物です。家畜を襲う害獣みなされ駆除されたり、交通事故、娯楽としての狩猟、飼い犬からの伝染病などで生息数が減少しています。
主に東アフリカに生息する、長い足・大きいくちばしが特徴的な大型の鳥類です。魚食性で水辺に棲みますが、開発による生息地の破壊や石油や農薬による水質汚染、狩猟などにより生息数が減少しています。