アフリカのダイヤモンドの産地は?

アフリカは鉱物資源の宝庫です。中でもダイヤモンドの埋蔵量は世界の30%を占めており、主要産地はボツワナ、タンザニア、シエラレオネ、アンゴラ、リベリア、などです。ダイヤモンドは国際市場で高値で取引されるので、産出国にとっては、外貨獲得の為の重要な天然資源というわけです。

 

 

ボツワナでは経済の中心

特に南部アフリカに位置するボツワナは、世界一のダイヤモンド産出国として知られます。ボツワナではダイヤモンドの採掘事業が、国の経済の中心となっており、なんとダイヤモンドだけでGDPの三分の一を超えるほどです。

 

紛争ダイヤモンドの問題

アフリカでは民族・宗教対立、資源獲得競争などが原因の内戦・紛争が頻発しています。シエラレオネなどの内戦地域では、ダイヤモンドの産出で得た利益が、銃火器などの資金にまわされ、内戦を悪化させている現状があります。

 

このように紛争当事者の資金源となっているダイヤモンドは、「紛争ダイヤモンド」「血塗られたダイヤモンド」等と呼ばれており、業界関係者には、内戦国から産出されるダイヤモンドは取引対象外にすることが求められています。