アフリカの角の国は?名前の由来は?

アフリカの角とは、アフリカ大陸東端のソマリア全域とエチオピアの一部などを含めた半島のことです。「アフリカの角」という呼称は、この半島の形がサイの角に似ていることが由来しています。ソマリ人の居住地域なのでソマリランド、ソマリ半島などとも呼ばれます。

 

 

地理的特徴

アフリカの角は、地中海とインド洋を結ぶ紅海の出口にもあたります。昔は戦略拠点として重視されていましたし、近年は石油供給路の重要拠点とされています。またアフリカの角に属する国や地域は以下の通りです。

 

「アフリカの角」に属する地域
ソマリア連邦共和国,ソマリランド共和国,プントランド・ソマリア国,ジブチ共和国,エチオピア東部,エリトリア南部,ケニア北東部

 

気候的特徴

乾地性気候とされるホットスポット、つまり乾燥地帯です。干ばつによる食糧危機が問題となっており、治安が不安定なソマリアなどでは、多くの人々が貧困や飢餓に苦しんでいます。

 

アフリカの角の民族・宗教

アフリカの角には、アムハラ族、ティグレ族、アゴウ族、オロモ族、ソマリ族など様々な民族が居住し、宗教はイスラム教とキリスト教が混合しています。この複雑な宗教・民族構成から、独立後も紛争が絶えない不安定な地域です。