
アフリカと日本は距離にして約1万キロメートルも離れており、この地理的な遠さから文化・言語・宗教・政治あらゆる面で、歴史的にそこまで繋がりが深いわけではありません。
ただ日本はアフリカの熱帯域やアフリカ沖で取れる農水産物、アフリカの土地に眠る大量の鉱物資源にかなり頼っていますし、普段意識しないだけで日常生活のかなりの部分にアフリカが存在します。
アフリカからの輸入品や輸入先の国については【日本はアフリカから何を輸入している?】にてご紹介していますので参考にしていてください。
天然資源の輸入以外のアフリカとの関わりを政治や歴史、芸能などの観点からざっとまとめてみましょう。
近年アフリカ諸国との関係を強化している中国ですが、日本も対抗してアフリカ諸国に大使館を増やしています。資源確保や国連での票固めが目的とみられています。また日本が主催する5年に一度のアフリカ開発会議(通称:TICAD)を通じ、開発援助に取り組んでいます。
ゾマホンさんやサンコンさん、ボビー・オロゴンさんなど、テレビで活躍するアフリカ人タレントは少なくありません。
日本に初めてアフリカ人の存在が広まったのは、16世紀の南蛮貿易時代です。当時ポルトガルからの南蛮船に傭兵や奴隷として乗っていたアフリカ人は、日本人にとっては大変珍しい存在だったようです。当時の様々な記述や、当時の様子を描いた屏風絵などにアフリカ人の様子が記録されています。