アフリカと日本の違い

アフリカを調べていて面白いのは、気候にせよ食べ物にせよ言葉にせよ、実に色々な面で日本と全然違うからなんです。中でも人の考え方や暮らしの感覚にみられる大きなギャップが面白い!

 

違いを知ると「へえ、そういう価値観もあるんだ!」って、自分の世界が広がった感じがします。ここでは、そんな感覚を他の人にも仮想体験して頂きたく、アフリカと日本の違いを、文化・暮らし・考え方の視点から分かりやすく紹介しますね!

 

 

文化の違い:言葉や表現に見る“距離感”

まず一番わかりやすいのが言語とコミュニケーションの文化。日本はどちらかというと控えめ・空気を読む文化なのに対して、アフリカの多くの地域では表現がストレートでオープンなところが多いんです。

 

たとえば:

 

  • 日本:あいまい表現や遠回しな言い方が美徳とされる(「ちょっと考えておきます=断り文句」)
  • アフリカ:はっきり「それは違う」「私はこう思う」と言うのが一般的で、率直な会話が信頼につながることも多い

 

また、歌やダンスが日常の中に根付いている文化も特徴的。冠婚葬祭だけでなく、仕事や挨拶の場面でも歌って踊るのが当たり前という地域も多いんです。

 

暮らしの違い:家族・時間・食事の感覚

日常生活の中でも、日本とアフリカではいろんなギャップがあります。特に大きいのが「家族観」や「時間の感覚」かもしれません。

 

家族のかたち

日本では核家族(夫婦+子ども)が基本ですが、アフリカの多くの地域では拡大家族(祖父母、おじおば、いとこまで一緒)が一般的。親戚同士のつながりがとても強く、「みんなで育てる」「みんなで助け合う」のが当たり前という感覚です。

 

時間の感じ方

日本は時間に厳しい社会。5分の遅刻でも謝ったりしますよね。でもアフリカでは、時間は“人の都合に合わせるもの”じゃなくて“流れの中で動くもの”と考える文化も多いです。もちろん都市部では時計通りの生活もありますが、「約束の時間=あくまで目安」という感覚が根強い地域もあります。

 

食事スタイル

日本では一人ひとりが自分の皿を持って食べるのが基本。でもアフリカの多くの地域では、大皿から手でシェアして食べるスタイルが一般的。これは「分かち合い=信頼の証」という文化の現れでもあるんです。

 

 

考え方の違い:個人 vs 集団、今 vs 長い目

行動や価値観の根っこにある「何を大事にするか」も、アフリカと日本では少し違います。

 

個人より“共同体”が優先されることが多い

日本は集団の和を重んじる文化ではあるけれど、最近は個人の自由やプライバシーを重視する傾向もありますよね。でもアフリカでは今も、「自分より家族や地域の幸せが先」という考え方が根強く残っています。

 

たとえば、仕事で成功したらそのお金で兄弟の学費を払うとか、結婚したら妻の親の面倒を見るなど、「家族単位の責任感」が強いんです。

 

未来よりも「今を生きる」感覚

日本は計画的で、「貯金して備える」「5年後を見据えて行動する」文化が強いですよね。一方、アフリカでは「今を楽しむ」「その場を大事にする」というスタンスが根づいている地域が多いです。

 

これは自然のリズムに合わせて暮らしてきた伝統や、社会インフラの不安定さも影響していて、「明日どうなるか分からないなら、今日の幸せを大切に」という考え方が出てくるんです。

 

どっちがいいとかじゃない、“違い”を知る意味

ここまで読んで、「アフリカってのんびりすぎ?」はたまた「日本ってきっちりすぎ?」と思ったかもしれません。

 

でも、どっちが正しいとか間違いって話ではないんです。文化や暮らしには、その土地の気候・歴史・人間関係が詰まっていて、それぞれに理由があるんです。

 

だからこそ、違いを知るっていうのはお互いを理解する第一歩。そしてその違いの中に、「自分にはなかった視点」が見えてくるんですよね。

 

アフリカと日本――遠く離れているようで、共通点もあれば大きな違いもあります。でもその“違い”を知ることが、世界をもっと身近に、もっと面白くしてくれるんです。違いって、実はすごくワクワクするものなんですよ。