
アフリカと中国って、ここ20年くらいでめちゃくちゃ距離が近くなってるって知ってましたか?インフラ、資源、貿易、外交――あらゆる場面で「中国」が関わってくるようになっていて、いまや中国はアフリカにとって最大級のパートナーのひとつになってるんです。じゃあ、なぜそこまで関係が深くなったのか?ここではその理由を、経済協力・外交戦略・歴史的背景に分けて、わかりやすく見ていきましょう。
「最近の話でしょ?」って思われがちなんですが、実は1960年代のアフリカ独立ラッシュの時代から中国はアフリカに注目していました。当時の中国は、「第三世界の団結」を掲げていて、アフリカ諸国と連帯することで国際舞台での影響力を広げようとしていたんです。
でも、本格的に関係が強まったのは2000年代以降。急成長する中国経済がエネルギー・資源・新しい市場を求めるようになり、それを豊富に持っていたアフリカに一気に関心が高まりました。
一番わかりやすいのが経済のつながり。アフリカ諸国が中国と関係を深める大きな理由は、インフラ開発や経済支援の実利があるからなんです。
たとえば中国は:
一方でアフリカは:
まさに「資源と開発の交換」って感じなんです。
アフリカ諸国にとって、国連やWTOなど国際機関で中国と歩調を合わせることは、「大国の後ろ盾」を得る意味でも重要です。
この“相互支持”の構図は、「アフリカ=単なる支援の対象」じゃなくて、戦略的パートナーとして扱われている証拠とも言えるんです。
中国のやり方って、西欧や日本のような“条件付き援助”とはちょっと違うんです。
これが、欧米の押しつけがましい援助にうんざりしていたアフリカの指導者層には刺さったんですね。「言われなくても、自分たちで変える」と思ってる国にとって、中国のスタンスは付き合いやすい相手だったんです。
もちろん、「中国=救世主」ってわけでもありません。実際には、こんな問題点も出てきています:
また一部では、これを「新しい形の植民地主義(ネオコロニアリズム)」と呼ぶ声もあります。つまり、「表向きは平等、でも中身は依存関係」ってことですね。
これからのカギは、アフリカ側がどう主体性を持って関係を築いていくかにかかっています。ただもらう・借りるだけじゃなくて、
こういった視点が必要なんですね。中国との関係が悪いわけじゃなくて、どう付き合うかを“自分たちで決める”ことが、今後のアフリカ外交にとってめちゃくちゃ大事になってきます。
アフリカが中国を重視するのは、単に「お金をくれるから」じゃなくて、インフラ・影響力・スピード感といったリアルな利点があるから。でもその一方で、どう付き合うかを主導できるかが、アフリカ自身の未来を左右するカギになっているんです。国と国との関係も、「選ぶ力」が試される時代ですね。