
どんな野生動物がいるの?絶滅の危機にある動物は?保護活動ってどうしてるの?などの疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
アフリカって「動物の楽園」ってよく言われるけど、実は知れば知るほど「えっ、そうだったの!?」って驚くことがいっぱいあるんです。ここでは、生態の話というより、アフリカという大陸そのもののキャラがにじみ出るような動物系雑学を5つ、楽しく紹介しますね。
サバンナにはライオンやゾウがいるのに、どうして熊はいないの?と思うかもしれません。実はアフリカ大陸には、現存する野生の熊は一種類もいません。
昔は北アフリカに「アトラスヒグマ」という小型のクマがいたんですが、すでに絶滅。いまのアフリカには「森にひっそり熊が…」なんて展開はないんです。
アフリカでは、ゾウやサイなどが「複数の国をまたいで暮らしている」ことが多いんです。 そのため国立公園どうしが国境をまたいでつながっていて、動物たちが国境を越えるときには「GPS追跡」「保護協定」などで記録されることも。
つまり、人間の国境なんて関係なしに動く動物たちのために、各国が協力して“パスポートのいらない道”を整えているんです。
ボツワナの国章。中央の盾には水を表す青い波線、産業を象徴する歯車、牧畜を示す牛の頭が描かれ、左右のシマウマが象牙とソルガムを支えている。下部のリボンには「Pula(雨)」のモットーが記されている。
出典:Public domain via Wikimedia Commonsより
たとえばボツワナの国章にはシマウマ、エチオピアにはライオン、モロッコにはライオンとヒョウ。
各国の歴史や文化、地域性によって「この動物がうちの象徴!」という動物がぜんぜん違うんです。アフリカの動物たちは、国のアイデンティティにもなってるんですね。
アフリカでは、場所によっては「道端に野生動物がいます」って標識が本当に立ってます。
ゾウが普通に道路を横断したり、バブーン(ヒヒ)が街中でゴミあさってたり。動物園じゃなくて、生活圏に動物がいるって、なんだかすごくアフリカっぽいですよね。
タンザニアのセレンゲティ国立公園
アフリカのサファリといえば国立公園。でもそのスケールが桁違い。たとえばタンザニアの「セレンゲティ国立公園」は、なんと14,000平方キロメートル以上。
これは東京都の約6倍。つまり、車で走っても「まだここも公園内…?」って思うレベル。動物が自由に生きられるスケールの大きさが、アフリカの魅力なんです。
アフリカの動物雑学って、動物そのものよりも「人間と自然の距離感の違い」や「国の個性」がにじみ出てて面白いんですよね。こういう視点で見ると、アフリカってほんとに奥が深いんです。