
どんな産業が中心なの?経済成長してる国は?貧困問題の背景は?などの疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
アフリカの経済って聞くと、「資源があるけど貧しい」とか「支援が必要な地域」ってイメージを持たれがち。でも実は、昔から国際的な交易で栄えてきた場所だったり、今もユニークな経済体制や通貨のしくみがあったりと、見方を変えるとめちゃくちゃ面白いんです。ここではそんなアフリカ経済にまつわる雑学を5つ、わかりやすく紹介します!
砂だらけの広大なサハラ砂漠、昔は人が通れなかったのかな?と思いきや、実は古代からキャラバン(隊商)による交易ルートがバリバリ活躍してたんです。
特に塩と金の交易は有名で、西アフリカのマリ帝国やガーナ王国は、この砂漠ルートを活かして大いに栄えました。まさか「砂漠=経済の大動脈」だったとは…!
中央アフリカ諸国で使用されるCFAフラン硬貨
出典:Image by Hayko / CC BY-SA 4.0より
アフリカ西部と中央部の14か国では、今でもCFAフラン(セーファフラン)という共通通貨が使われています。
これ、実はフランスが保証している通貨で、安定はしているものの、「独立国なのに金融は旧宗主国の手の中」ということで、批判の声も強いんです。最近では、自分たちの独自通貨を持とうという動きも出てきています。
ユーロだけじゃないんです。アフリカでは複数の国が同じ通貨を使っている地域がけっこうあります。
CFAフランのほかにも、東アフリカ共同体(EAC)が「共通通貨を導入しよう」と準備していたり、南部アフリカ開発共同体(SADC)でも「経済統合」をめざす流れがあるんです。
いろんな国がつながって「まとまった力」を持とうとしてるんですね。
昔のアフリカでは、現金の代わりに布、貝殻、塩、金の粉などが使われていました。特に西アフリカでは塩は金と同じくらい貴重で、「重さを量って金と交換」なんて取引もされていたそうです。
今では紙幣やコインになっていますが、「物の価値」がそのまま通貨として通っていた時代がちゃんとあったんですね。
コンゴでキャッサバを売る女性
アフリカの町や村の市場を歩くと、売ってるのも仕入れてるのも圧倒的に女性なんです。
農作物や日用品の流通、価格の調整まで、地域経済の土台を支えているのは、じつはお母さんたちの商才だったりします。
「通貨制度」とか「GDP成長率」とかの前に、生活のリアルな経済活動がしっかり根づいているんですね。
アフリカの経済って、すごく歴史があって、でも今もどんどん進化中。
砂漠での交易から国境を越えた通貨まで、視点を変えると「お金の話」もぐっと面白く見えてきます。