アフリカの天然資源
ここはアフリカの天然資源にまつわる雑学を紹介するカテゴリーです。
どんな資源が豊富なの?資源はどう使われているの?争いの原因にもなるって本当?などの疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください!

アフリカの天然資源にまつわる雑学5選

「アフリカは資源が豊富」ってよく聞くけど、実際にどんな資源がどこにあって、どう活用されているのかは、あまり知られていないかもしれません。でも実は、地球の未来に関わるような超重要な鉱物や、びっくりするようなエピソードがいっぱいあるんです。ここでは、そんなアフリカの天然資源にまつわる雑学を5つ紹介します!

 

 

1.世界のコバルトの7割以上はコンゴ産

 

スマホや電気自動車のバッテリーに欠かせないコバルト。なんとその7割以上がアフリカのコンゴ民主共和国で採れています。
しかし現代の「脱炭素社会」に欠かせない金属なのに、採掘現場では児童労働や環境破壊の問題も起きていて、「資源の裏側」にも目を向ける必要性を考えさせられます。

 

2.金もダイヤも「地下じゃなくて川」で見つかることも

 

鉱山の中を掘っていくイメージが強い金やダイヤ。でもアフリカの一部では川底や浅瀬の土をふるいにかけて採る「砂金・砂ダイヤ」も一般的です。
ジンバブエやシエラレオネでは、こうした簡易採掘が地元の重要な生業になっている場所もあり、子どもがバケツ片手に採りに行く光景も見られます。

 

3.地下に「塩の都市」がある!

 

エチオピアのダロル地帯には、地面の下に分厚い塩の層が広がっていて、昔から岩塩を切り出して“ラクダのキャラバン”で運ぶという交易が行われてきました。
この地域の岩塩は「白い金」とも呼ばれ、今も人の手で丁寧に切り出されています。まるで地面そのものが宝物みたいな土地なんです。

 

 

4.アフリカ南部は「プラチナの宝庫」

 

プラチナって高級アクセサリーだけじゃなくて、医療や自動車部品にも使われる重要な金属なんです。そしてこの世界のプラチナの7割以上が南アフリカで産出されています。
金よりも希少で値段が高いのに、あまり注目されていないのはちょっともったいないかも?

 

5.石油が採れても「豊かになる」とは限らない

 

ナイジェリアやアンゴラなどはアフリカ有数の産油国ですが、実はそれが政治腐敗や武装組織の資金源になってしまうこともあります。
このように、資源が豊富でもそれをうまく活用できなければ「資源の呪い」と呼ばれる事態に陥ってしまうこともあるんです。
つまり、「ある」ことよりも「どう使うか」が大事なんですね。

 

アフリカの大地には、金や石油だけじゃなくて、未来の技術を支えるような資源がいっぱい眠っています。
でもそれは単なる宝物じゃなくて、使い方しだいで人を幸せにも、不幸にもする――そんな深いテーマをはらんでいるんですね。