
主食は何?地域ごとの料理の違いは?独特な食材や調理法ってあるの?などの疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください!
アフリカって、広いし国もたくさんあるから「これがアフリカのごはん!」ってひとことで言い切れないんですよね。でも、だからこそ「えっ、そんな習慣あるの?」「こんな食べ方アリ!?」って思わず言いたくなる面白いネタがたくさんあるんです。ここでは、そんなアフリカの食文化にまつわる雑学を5つ紹介します!
アフリカ東部・中部で広く食べられている主食ウガリ。とうもろこし(トウモロコシ)粉をお湯で練って作る、粘り気のあるシンプルな食べ物。
アフリカでは、とうもろこしやキャッサバをすりつぶして練った「フフ」や「ウガリ」といった主食がポピュラーです。
これはいわば「食べるお団子」で、スプーンのかわりに手でちぎってスープやシチューをすくって食べるんですよ。手で食べるスタイルが基本で、家族や仲間と輪になって囲むのが日常です。
アフリカの多くの国では、とにかく辛い料理が大人気。特に西アフリカや東アフリカでは、唐辛子を効かせたピリピリしたスープや煮込み料理がよく食べられています。
瓶詰めのチリソースは各家庭の定番アイテム。中には「これ食べられたら尊敬される」レベルの激辛ソースもあるとか…!
コンゴでキャッサバを売る女性
アフリカの多くの地域では、主食といえばキャッサバ、ヤムイモ、サツマイモなどの根菜類。
特にキャッサバは、粉にしてウガリやガリと呼ばれる主食に使われたり、乾燥させて保存食になったりと超万能食材なんです。お米よりもずっと身近な「命の支え」なんですよ。
昆虫食はアフリカの食文化に根付いている
出典:Christoph MeinersmannによるPixabayからの画像
タンザニアのイナゴ、コンゴの毛虫、ナイジェリアのシロアリ…。アフリカのいろんな国では、昆虫を焼いたり煮たりして普通に食べる文化があります。
「えっ!?」って思うかもしれませんが、食用の虫って実は栄養満点で保存も効く、理にかなった食材なんです。しかもおいしいって評判なんですよ。
ハイビスカスティー
出典:congerdesignによるPixabayからの画像
アフリカでポピュラーな飲み物といえば、赤くてすっぱいハイビスカスティー(別名:ビサップ、カルカデ)。
セネガルやエジプトをはじめ、多くの国で親しまれていて、ビタミンCたっぷり+爽やかな酸味が魅力。暑い地域では冷やして飲むと最高で、食堂や屋台でもよく見かける定番ドリンクです。
アフリカの食文化って、知らないことだらけだけど、実はどれも「その土地に合った工夫」がいっぱいなんです。
お団子でスープをすくったり、虫をパリッと食べたり、ちょっと想像の外側にある“豊かさ”がここにはあるんですね。